人が採れないのは、採り方の問題。
賃金を上げる前に、採り方を変える。

採用は、技能承継の親戚です。採る → 育てる → 辞めない → 紹介が来るは1本の輪で、どこか1か所だけ直しても回りません。育てる仕組みがある会社には、未経験の人も来るし、紹介も来ます。

人の輪 ―― 技能承継の部品が、そのまま採用に効く

人の輪1か所だけ直さない ① 採る(SNS・求人)企画を先に決裁、不都合も書く ② 育てる(技能承継)手順書・30秒動画・星取表 ③ 辞めない「聞いてねえよ」を消す ④ 紹介が来る(リファラル)育った人が連れてくる
技能承継の部品採用では
ベテランの聞き取りの録音SNSのネタ。うんちくを垂れ流した録音を、AIが数十本の投稿に切り分ける
30秒・3カットの動画採用動画。仕事の中身も、重い・暑いなどの不都合も、そのまま見せる
手順書と星取表未経験の受け入れ口。「1年で一人前になる手順があります」と求人に書ける
育って「できる」に上がった人いちばん強い紹介者。よそでも通用するスキルを渡した会社に、紹介は来る
技能承継をくわしく

① 採る ―― 「1人採る費用」ではなく「1人定着させる費用」で見る

逆張り
求人は良さを盛るな、不都合を先に書き切れ。早く辞める理由はほぼ待遇ではなく「聞いてねえよ」です。
因数分解
採用 = 見られる数 × 応募率 × 返事の速さ × 面接→内定 × 定着。いちばん安く効くのは返事の速さ(24時間以内)と履歴書をやめてスマホで3問です。
実例
フルタイムの1人より、短い枠でベテランを複数。子育てで現場を離れただけで、腕は1ミリも落ちていません。入ってくる経験の総量が違います。
問い
「求人に書いていない不都合は何ですか」「応募に返事するまで、何時間かかっていますか」
触ってみる:不都合を書き切ると、1人定着させる費用はどう変わるか

② SNS ―― 重いのは撮影ではなく企画

逆張り
「今日は何を撮ろう」から始めるから止まる。編集はもう自動、撮影も大したことはありません。重いのは「何を撮るか」だけです。
因数分解
ネタをAIに大量に出させる → 先に役員会で決裁 → 週1日でまとめ撮り → 予約投稿。50本撮れたら、50週サボれます。投稿したあとに役員が口を出して担当者が燃える、が起きなくなります。
実例
バズった型は擦り倒す。見る人には毎回新しい。狙うのは既存のお客様ではなく、減った分を埋める新しい人です。
触ってみる:ネタ帳を、役員会で決裁する

AIが出したネタの候補です(業種を選ぶと、その業種のネタになります)。「採用」か「見送り」を押して決めていきます。

③ リファラル ―― 育った人が、連れてくる

逆張り
紹介のお礼の金額で、紹介は増えません。「紹介したくなる会社か」で決まります。採った人に、よそでも通用するスキルを渡す会社に、紹介は来ます。
仕組み
社員が送るだけのリンク(求人のページ+紹介した人の名前)/紹介した人に結果をすぐ知らせる/お礼は入社のときと、3か月残ったときに分ける。
選択肢を増やす
採用は囲い込みではありません。来なかった人・辞めた人とも、つながりを残す。社員になる・外注になる・よそへ行く、を選べる舞台を貸すと、あとで戻ってきたり、紹介してくれたりします。
触ってみる:紹介で、年に何人来るか

で、今日から何をするか

  1. 求人に不都合を3つ書き足す(重い・暑い・繁忙期など)
  2. 応募の返事を24時間以内にする。履歴書をやめて、スマホで3問だけにする
  3. ベテランへの聞き取りを録音し、SNSのネタと技能承継の手順書を同時に作る