リポジトリ・Git・GitHub の違い
手元の Excel や Word を渡して、「このファイルをアプリにしてよ」と頼むだけ。プログラムは書きません。AI に日本語で頼みます。

「別のスレッドで作ったアプリが、この画面には出てこない」「会社のパソコンで作ったものが、家のパソコンに無い」「スマホからは見えない」。
アプリを2つ3つ作り始めると、必ずここで一度止まります。原因は AI でも Cloudflare でもなく、作ったものが「どこに置いてあるか」を決めていないことです。
このページは、リポジトリ・Git・GitHub という3つの言葉を、全部覚えなくても困らない順番で説明したものです。
リポジトリは箱、Git は履歴、GitHub は箱の置き場。 単語は後から分かれば大丈夫です(AIの新常識「全ては後から」)。
3つは、別のものです
| リポジトリ | Git | GitHub | |
|---|---|---|---|
| ひとことで | 作業フォルダそのもの | 変更の履歴を取る道具 | 箱を置くネット上の倉庫 |
| たとえると | 案件ごとの書類箱 | 箱の中の「いつ・誰が・何を変えたか」の台帳 | 箱を預ける貸倉庫(鍵つき) |
| どこにある | 自分のパソコンの中 | 自分のパソコンの中(事前準備で入れたもの) | ネット上(github.com) |
| 自分で触るか | 開くだけ | 触りません。 AI が使います | 触りません。 AI が使います |
| 無くなると | そのアプリが無くなる | 「前の状態に戻す」ができなくなる | 別のパソコン・スマホから見えなくなる |
名前が似ているので一緒にされますが、Git は道具、GitHub は場所です。Git が無くても GitHub は使えず、GitHub が無くても Git は動きます。
事前準備の「Git の準備」で入れたのは道具のほう。「入れておくだけ」と書いたのは、使うのが AI だからです。
因数分解:見えない原因は4つしかない
「別のスレッドから見えない」「別のパソコンに無い」は、全部この4つのどれかです。
| 原因 | 何が起きているか | AI への頼み方 |
|---|---|---|
| ① 箱になっていない | フォルダに作っただけで、リポジトリにしていない | 「この作業フォルダをリポジトリにして、GitHub に非公開で上げて」 |
| ② 履歴を取っていない | 直したのに、Git に「ここまで」と記録していない(コミット) | 「ここまでをコミットして」 |
| ③ 倉庫に送っていない | 記録はしたが、GitHub に送っていない(プッシュ) | 「GitHub に push して」 |
| ④ 別の側で取っていない | 倉庫にはあるが、別のパソコンに持ってきていない(プル・クローン) | 「GitHub の〇〇を、このパソコンにも持ってきて」 |
①は最初の1回だけ。②③は作業の区切りごと。④は別のパソコンで開くときです。
人が覚えて守るのは無理です。 講師の会社では、②③④は AI の作業の始めと終わりに自動で走るようにしています(下の「頼み方」)。

別のスレッド・別のパソコン・スマホから見えるようにする
AI との会話(スレッド)は、閉じると消えます。残るのはファイルだけです。
だから「どのスレッドからでも、どの端末からでも同じものが見える」ようにするには、ファイルの置き場所を1か所に決めるしかありません。それが GitHub です。
| 見たい場所 | どうなるか |
|---|---|
| 別のスレッド(同じパソコン) | 作業フォルダを開いて始めれば、そのまま見えます。箱が同じだから |
| 別のパソコン | GitHub に上がっていれば、「〇〇を持ってきて」で同じ箱が来ます(④) |
| スマホ・iPad | claude.ai の Code からは、GitHub に上がっているものだけ見えます。パソコンの中は見えません |
| 他の人 | GitHub の箱に、その人を招待します。パスワードを配るのではなく、人を足す |
作業フォルダを同期フォルダ(OneDrive・Google ドライブ)の中に置くと、Git の履歴ファイルが同期と喧嘩して壊れます。講師も一度壊しました。
作業フォルダはパソコンの中(C: の直下など)に置き、倉庫は GitHub。 写真や Excel の原本は、これまでどおり Google ドライブで構いません。
実例
講師は、パソコンを2台とスマホで、同じアプリの続きを作っています。
どの端末でも作業フォルダの場所をそろえ、AI のセッションが始まるときに GitHub から取り込み、終わるときに GitHub へ送るようにしてあります。会社で作りかけたものが、家で開けばそこにある。スマホからは中身を読んで、直しの指示だけ出す。
やっていることは、上の②③④を機械にやらせているだけです。
リポジトリの名前は、フォルダ名とそろえて、英数字とハイフンだけにしています。日本語のフォルダ名は、後で GitHub から探せなくなりました。
案件名は、箱の中の README の1行目に日本語で書いておけば、検索はそこで効きます。
問い
今作っているアプリは、パソコンが壊れたら残りますか?
残らないなら、まだ箱に入っていないか、倉庫に送っていません。
AI に「これ、GitHub に上がってる?」と聞くだけで分かります。
利益と回収
- 作ったものが消えない。パソコンの買い替え・故障で振り出しに戻らない
- 「前の状態に戻して」が言える。壊しても怖くない
- 会社と家、パソコンとスマホで、同じものの続きができる
- 社員に引き継ぐときは、箱に招待するだけ。ファイルをメールで送らない
全部無料です。GitHub の非公開リポジトリは、個人でも会社でも無料で作れます。
頼み方
この作業フォルダをリポジトリにして、GitHub に非公開(private)で上げて。名前はフォルダ名と同じ英数字で。README の1行目に「〇〇(日本語の案件名)」と書いて
ここまでをコミットして、GitHub に push して。何を変えたかを日本語で3行にまとめて
GitHub の〇〇を、このパソコンにも持ってきて。置き場所は C:\ClaudeGH の中
作業を始めるときに GitHub から最新を取り込み、終わるときにコミットして push する、を自動でやるようにして。競合したら何もせず私に知らせて
で、今日から何をするか
今日作ったアプリの作業フォルダを開いて、AI に「これ、GitHub に上がってる?」と聞いてください。
「上がっていません」なら、1つ目の頼み方を貼る。それだけで、明日パソコンが壊れても残ります。
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アプメイク